〈ナチュラルホルンアンサンブル東京〉の6人のメンバーのプロフィールを紹介します。


藤田麻理絵(ふじた まりえ)

 

武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。
室内楽をKálmán Berke、Roger Bobo、ホルンを小川正毅、山本真、阿部雅人、丸山勉、日高剛、Christian Lampert、ナチュラルホルンをThoman Müller、Theunis van der Zwartの各氏に師事。ナチュラルホルン奏者としてバッハ・コレギウム・ジャパン、オルケストル・アヴァン=ギャルド、他に参加。
第1回ホルンコンクール2位受賞。2015年〜2016年公益財団法人アフィニス文化財団の海外研修員としてスイス、バーゼル音楽院に留学。
現在、新日本フィルハーモニー交響楽団ホルン奏者。アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン、BRASS NEX各メンバー。ミュージックスクール「ダ・カーポ」講師。


伴野涼介(ともの りょうすけ)

 

茨城県つくば市出身。4歳よりヴァイオリンを、14歳よりホルンをはじめる。東京藝術大学音楽学部卒。同大学大学院修士課程を修了。平成22年度文化庁新進芸術家研修員としてフランクフルト音楽・舞台芸術大学で学ぶ。ホルンを脇屋俊介、守山光三、松崎裕、水野信行、エサ・パタニの各氏に、ナチュラルホルンをウルリッヒ・ヒューブナー氏に師事。ヴァイオリンを井崎郁子氏に師事。

ナチュラルホルン奏者としてオルケストル・アヴァン=ギャルド、バッハ・コレギウム・ジャパン、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンなどに参加。
現在、読売日本交響楽団ホルン奏者を務めるほか、ナチュラルホルンアンサンブル東京、アレキサンダーホルンアンンサンブルジャパン各メンバー。日本ホルン協会常任理事。アマチュアのヴィオラ/ヴァイオリン奏者としてもひっそりと活動中。

〈ナチュラルホルンアンサンブル東京〉代表。


下田太郎(しもだ たろう)

 

沖縄県生まれ。東京コンセルヴァトワール尚美(名称は当時)卒業。同校ディプロマを修了。第11回、並びに第14回日本管打楽器コンクール第3位受賞。第67回日本音楽コンクール第3位受賞。(財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団の契約団員を経て、現在は「琉球フィルハーモニックオーケストラ」客演首席ホルン奏者。「The ORCHESTRA JAPAN」メンバー。国内外の多くのプロオーケストラ、吹奏楽団での客演やエキストラ参加も多く、エキストラ首席も数多く経験している。

また、ナチュラルホルン奏者として「レ・ボレアード」「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・シンポシオン」などの、多くの古楽団体の演奏活動に参加しており、その演奏を録音されたCDも多く発売されている。
これまでにホルンを故・黒澤勝義、大野良雄、澤敦、山岸博の各氏に、室内楽を中川良平、佐野日出男、稲川榮一、島田俊雄の各氏に師事。


塚田 聡(つかだ さとし)

 

高校時代、LPで次々とリリースされるCh.ホグウッドのモーツァルト・シンフォニー全集にはまり、それがその後の人生を決定づけた。音楽に夢中になりすぎ勉強が手につかず東京藝術大学のホルン科に入学。大学時代はモーツァルト一色に。

卒業と同時に東京フィルハーモニー交響楽団に入団。オランダに留学し、C.Mauryにナチュラルホルンを師事する。当時、18世紀オーケストラの首席フルーティストを務めていたK.Hüntelerにフラウト・トラヴェルソを師事し古典派音楽への造詣を深める。その10年後には文化庁派遣海外研修員として再びオランダへ。T.v.der Zwartにナチュラルホルンを師事。帰国後は、日本モーツァルト協会演奏会で2度にわたりコンチェルトを演奏するなどナチュラルホルン奏者としてさまざまなピリオド楽器アンサンブルとともに活躍する。

モーツァルト時代のディヴェルティメントをメインレパートリーとする〈ラ・バンド・サンパ〉主宰。サイト〈古典派シンフォニー 百花繚乱〉で、古典派シンフォニーの魅力を発掘中。小倉貴久子のマネージメントオフィス〈メヌエット・デア・フリューゲル〉代表。CDナチュラルホルン森の響きをリリース。フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)でもジョーバン・バロック・アンサンブルなどでコンサート活動を行っている。フランス語学習が趣味。このサイトの管理者。


大森啓史(おおもり けいじ)

 

滋賀県に生まれる。東京藝術大学音楽学部を経て、1997年同大学大学院を修了。1995年第10回練馬文化センター新人演奏会オーディションにて優秀賞受賞。同演奏会でK.アッテベリ「ホルン協奏曲」を東京ニューシティー管弦楽団と共演。同年より(財)ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉に1・3番ホルン奏者として入団。アフィニス夏の音楽祭に2度にわたり参加。1998年より1年間シカゴへ留学。
現在、(公財)千葉交響楽団1・3番ホルン奏者。エマーノン・ブラス・クインテット、エロイカ木管五重奏団、習志野天文部各メンバー。ナチュラルホルン奏者としても活動を行っている。日本ホルン協会常任理事。洗足学園大学講師、日本ホルン協会常任理事。これまでにホルンを小山亮、守山光三、松崎裕、デール・クレヴェンジャーの各氏に師事。


大野雄太(おおの ゆうた)

 

山形県新庄市出身。高校1年生からホルンを始める。山形大学教育学部を卒業後上京。東京藝術大学大学院にてホルンの研鑽を積む。在学中に新日本フィルハーモニー交響楽団へ入団。2011年に東京交響楽団へ首席奏者として移籍。2023年に退団し聖徳大学音楽学部准教授に就任。後進の指導を行いつつ、各地のオーケストラで客員奏者として活躍中。ホルンを岡本和也、守山光三、水野信行の各氏に師事。

ナチュラルホルン奏者としてクラシカルプレイヤーズ東京に参加。2012年2月東京文化会館小ホールではソリストとしてモーツァルトホルン協奏曲第3番を演奏。

また、演奏以外にも言葉と音楽を組み合わせた演奏会の企画立案を積極的に行っている。これまでに、全曲目が昭和歌謡の演奏会「ホルンで紅白歌合戦」、朗読と演奏を組み合わせた「銀河鉄道の夜(宮沢賢治)」「ファウスト(ゲーテ)」などを発表。ベートーヴェンの生涯を弟子ツェルニーの視点から語った朗読音楽劇はミューザ川崎主催の上演で万雷の拍手を得た。現在はブラームスに関する朗読劇台本を執筆中。

日本ホルン協会常任理事。2児の父。